■口蹄疫

「口蹄疫」が発生しひと月が経過しようとしています・・・・・・
終息はおろか現在も拡大の一途をたどる口蹄疫、宮崎はおろか九州、全国の畜産業を
脅かす事態にまで発展しようとしています・・・・・。

政府もここにきて事の重大さに気付き、農林水産大臣をはじめ官房長官などが宮崎入り・・・・
ようやく重い腰を上げ、政府による「口蹄疫対策本部」を設置、本格的な封じ込めが始まりました。
遅きに失した感のある政府の対応に、関係者や県民からは不満や疑念が起こるとともに、
今後の国の対応に厳しい視線が注がれることになります・・・・・。

そんなかな、ブログでこんな書き込みを見つけました・・・
誠か否かは別として、いま宮崎の畜産関係者の置かれた立場を鮮明かつ的確に伝える内容だと
思いましたので、ここに「転用」させていただきます。

是非お読みいただき、一人でも多くの方々が「口蹄疫」に”被災”された農家の苦悩と悲しみを
共有いただければと思います・・・・。

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マイミクの5月10日の朝の日記

「朝4時。2時間しか寝てないのに目が覚める。 牛舎に入り、1頭1頭ヨダレは出てないか、水泡は出来て
ないか、びくびくしながら見て回る。

最後の1頭を見て、 「あぁ、良かった。今日も出て居なかった。」とため息を付く。

それから2時間の消毒作業。

念入りに隅から隅まで消毒をする。もう、消毒剤も残り少ない。

それが終わると餌やり。本来の餌の量よりちょっとだけ多めにやる。

もしかしたら、今日が最後の餌やりになるかもしれないから。

ちょっと気の荒いヤツ、臆病なヤツ、おとなしいヤツ… 色んなヤツが色んな顔で楽しみに餌を待ってる。

みんな子牛の時からミルクを与え、餌をやり、病気をしたら治療して…、うちの牛はみんな自分の子供だと
思ってる。

昨日発症した川南の農場… うちの牛が行ってる。 年間100頭以上の子牛を売るけど、みんなどんな子で
どこに行ったか覚えてる。

人慣つっこくて、元気な子だった。もうすぐ、薬を射たれ殺される。 朝食を取る。
もう冷蔵庫には味噌と煮干しかない。

買い物にすら行けない。 米だけは大量にあるが・・・

時間も無いんで簡単に朝食を済ます。 携帯が鳴る。 1日に何度なるだろう。その度にびくびくする。
電話に出る。

「○○んとこが出た…」電話の向こうで泣くように叫ぶ。 …大学の同級生だ。

明るくていつもバカばかり言ってるヤツだった。卒業して、2年会社努めをして、実家を継いだ。
規模を拡大し、いい牛を出していた。

熱くて、一生懸命なヤツだった。 口蹄疫。もう、廃業するしかない。

雌の子牛は大体40万くらいする。それを買って、種を付けて、10月して子牛が産まれ、
3年手塩にかけて育て上げてやっと肉になる。

牛舎が1000万、機材が500万、機械が1000万、母牛が100頭で4000万、回転資金が1000万。

全頭殺処分。

補償金は母牛の4000万の4/5、3200万のみ。 莫大な借金のみが残る。

口蹄疫を出したら5年は牛を入れられない。 口蹄疫が出た牛舎や農場の機材や機械は、
同業者には敬遠され、売れない。

一昨年、結婚して、 子供が出来て、仕事にさらに熱くなり、 飲む度に子供の自慢ばかりして、
「お前も早く子供作れよ」と笑っていた。

もう廃業するしかない…。

子供と奥さんを守る為に離婚するだろう。

もしかしたら… ソイツに電話してみたが、電話には出ない。

俺には今ソイツの所に行ってやる事もできない。 何もしてやれない。 涙が止まらない。
今は自分を守る事しかできない。

毎日、何人もの仲間が消えていく。

今、仲間内で電話で話すと必ず言う言葉がある。

“仇、討とうな”

消えていくヤツはみんな一生懸命で、牛を愛するヤツばかり。

俺達が口蹄疫から生き残り、いい牛を育ていい肉をつくる、消えて行ったヤツラが愛し作り上げた
宮崎の畜産業と血統を守る。

それが仇討ち。 俺達に出来る事はそれしかない。

一刻も早い沈静化を祈っています。

これが、報道されない(させていない?)宮崎の現状です。

みなさん、助けてください。

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・・・・・読み返すと胸が熱くなります・・・・
誰のせいでもない「法定伝染病」・・・・「法定」と名の付く伝染病に対する対応は国が率先して
行うのが責務です。
国の「口蹄疫」に対する危機管理意識の希薄さ、欠如が今回の蔓延の事態を起こしたのではとの批判が
根強くあります。
地域の畜産業の救済を含め二次産業、三次産業まで今後,国の対応を厳しい目で見守りたいと思います。
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by littlepan | 2010-05-18 10:35 | ●宮崎の自然と話題
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