昨日から夏休み・・・。夏休みの風物詩といえば朝のラジオ体操にプール、そして蝉捕りがある。
だが、今年の夏はすこし事情が違う・・・、蝉の声がとんと聞こえてこない。 例年だと夏休みに入ったとたん、朝日が昇と同時に子供たちが網を片手に虫籠をしょい「蝉」を 捕る姿を見かけるのだが・・・。 考えてみれば去年の夏くらいから急に蝉が少なくなったような気がする、こうした異変は私の周り だけなのだろうか? 「静けさや岩に沁み入る蝉の声」と芭蕉の句に読まれるくらい日本人にとって蝉は身近な昆虫だが、 成虫になってからの寿命は短く約1~2週間程だと言われる。 しかし、その成虫の命の短さに比べ幼虫の期間は長く3年から長いもので10年を超すものまでいるようだ。 地中で生活する昆虫の中でも最も長生きの部類に入る。 はたして、蝉にとって地上での短い命と暗い地下での長い生活のどちらが幸せなのだろうか・・・。 この近くで鳴く蝉はニイニイゼミ、アブラゼミ、クマゼミの3種類だ。 その中でも特にニイニイゼミをまったく見かけなくなった。 蝉の中でも小さく愛らしい蝉で他の蝉より比較的早めに出現するので、鳴き声から夏の到来を 予感させる蝉なのだが。 地球温暖化を通しこうした異変がじわりじわり身近に迫ってきているのかもしれない。 私たち人間は乗り切る知恵をもつが動物や昆虫にはその能力がない。 高慢な人間によりこれからも絶滅していく生き物がもっと増えるのだろう・・・。 疑問と矛盾を感じる。 あのうるさいくらいの「蝉しぐれ」。 暑さを助長させる音と耳障りに感じることもあったが、今年はその鳴き声を待つ自分がいる。
by littlepan
| 2008-07-21 06:19
| ●ひとり言
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