15日(金)から17日(日)まで協力会の会長をしている、とある建設屋さんの旅行会・・・・ 鬼怒川・日光・草津・善光寺と2泊3日の行程を無事に終え、 夕方5時50分発の飛行機に乗るため羽田空港に急ぎます。 空港まであともう少し・・・・ 首都高速都心環状線で皇居、千鳥ケ淵を通り半蔵門から霞ヶ関に入りました。 トンネルを出て小さな坂に差し掛かります。溜池交差点あたりでしょうか・・・・ ちょうど首相官邸の真下・・・・「プス・・・プスプス・・・・」力ない音と共に観光バスが止まりました! 『ん・・・どうした? 故障かぁ~?』・・・・運転手が慌てます。 セルモーターを何度か回しますが「ウン」とも「スン」とも言わない! なな、なんと「ガス欠」です! 「ダス欠」ですよ~首都高のど真ん中で!! 時刻は4時30分、飛行機の出発まで約1時間20分。同伴の添乗員が焦ります。 『何とか代わりの車の手配をお願いします!』 警察や都市高速パトロールに緊急連絡・・・・さぁ~大事だぁ~! 片道を塞いだまま立ち往生した都市高速は段々と渋滞していきます。 車中で待つこと30分以上、ようやく白バイと高速パトロール隊にレッカー車が到着です! 観光バス(中型)はディーゼルエンジン。一度「ガス欠」すると空気を吸い込みます。 ただ単に軽油を給油してもエアー抜きしないとエンジンはかかりません。 何度かエアーを抜いて挑戦しますがいっこうにエンジンはかからない! その間にも飛行機のフライト時間は迫ります。このままではとても間に合わない! 添乗員は携帯で本社と連絡を取り合いながら最終便(6時50分)への変更手続きを・・・・ ところが20名の人数に対して空席はたったの5席。 どうしても今日中に帰らないといけないという人を優先的に選別します。 ・・・・先に到着したレッカー車は役立たず。 牽引する力がないと、別のレッカー車を手配し次の車が到着しました! この時点で、もう車中に1時間・・・・ (ちなみに、写真後ろの木々は首相官邸の森です) ところが・・・・このレッカー車でも牽引できない! 残すは自力走行しかありません! 苦戦しながらまたまた30分が経過、ようやくエンジンがかかりました!! 予定の飛行機はとっくに宮崎に向けて飛び立ちました・・・・ 補給が完了したバスは最終便に乗る5名を羽田空港に送るため都市高速を急ぎます。 それでもぎりぎり間に合うかの時間です。 空港当局と必死の交渉を続ける添乗員・・・・ 離陸時間を15分延長してもらうことで話をつけました! 『エライ!』 そして、バスはようやく第2ターミナルに到着・・・・ 5名はとる物もとらず添乗員と共に慌しく空港内に駆け込みます。 残る15名はバスの中で待機・・・・ 楽しかった2泊3日、お土産を買い込み家族の待つ宮崎に帰るはずか飛行機はありません。 車内には重苦しい空気が流れます。 5名を無事最終に乗せた添乗員が帰ってきました。 さ~、次は今夜の宿と食事に明日の航空券の手配です!大変だぁ~・・・・ 宿は品プリ(品川プリンスホテル)、飛行機は明日朝の第1便で2名、2便で残りの13名を手配です・・・・ バスは再び都心に向かって走り出しました・・・・ バスガイドさんも(責任はありません)平謝り・・・・横でドライバーは頷きながら運転です。 ホテルにチェックインし近くの飲食店で遅い(9時半)夕食です。 はぁ~参りました! 一夜明けたホテルからの眺め・・・・なんか白けてます。 5時起床、5時40分ホテルをチェックアウトのハードな帰路・・・・ 2泊3日を共にした運転手が再び空港まで送ります。 冒頭に車内マイクで深々とお詫びを・・・・でも、誰も反応しません。 原因は「ガス欠」、車の故障ならまだしも完全な「人的ミス」 運転手さん、軽油を10リッター・・・・たったの1.500円入れておけばこんな事にはならなかった。 飛行機代約40万、ホテル代15万、それに食事代と合わせて60~70万はかかりました。 これ・・・・バス会社が自腹を切ります。 「終わりよければ全て良し」の言葉が虚しく響く旅行となりました・・・・ みなさん、都市高速道路での「ガス欠」には気をつけて! これが平日だったら・・・・お~怖!!
by littlepan
| 2012-06-18 13:19
| ●ひとり言
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